小学生が文章を正しく読み取るためには、
接続詞の意味を理解することが必要です。
そもそも接続詞って何?って思っている方のために、接続詞について簡単に説明すると、
接続詞とは、文をつなぐ言葉です。
【例】そこで、だが、また、あるいは、つまり、では など
さて、話しを戻して、
小学生が文章を正しく読み取るためには、なぜ接続詞の意味を理解することが必要なのかというと、
例えば、
「りんごにするか、あるいはみかんにするか。」
という文章があった時に、
「あるいは」
の意味が分かっていないと、この文章の意味を正しく理解することができません。
そこで今回は、小学生に教えられる(説明できる)ように接続詞の種類と意味を紹介していきます。
目次
接続詞は6種類に分けられる
接続詞は以下の6種類に分けることができます。
①順接(じゅんせつ)
②逆接(ぎゃくせつ)
③並立・累加(へいりつ・るいか)
④対比・選択(たいひ・せんたく)
⑤説明・補足(せつめい・ほそく)
⑥転換(てんかん)
つぎにそれぞれについて、意味を説明していきます。
順接(じゅんせつ)の意味
順接(じゅんせつ)・・・前の内容に続いていること
【例】そこで、それで、すると、したがって
【例文】空がくもってきた。すると雨が降ってきた。
逆接(ぎゃくせつ)の意味
逆接(ぎゃくせつ)・・・前の内容と逆のことを書く時に使う
【例】だが、ところが、でも、けれども
【例文】校庭で転んだ。けれども、けがはなかった。
並立・累加(へいりつ・るいか)の意味
並立・累加(へいりつ・るいか)・・・前の内容に付け加えること
【例】また、および、さらに、それに、ならびに
【例文】ラーメンを注文した。さらにチャーハンも注文した。
対比・選択(たいひ・せんたく)の意味
対比・選択(たいひ・せんたく)・・・前の内容と比べること
【例】あるいは、それとも、もしくは、一方(いっぽう)
【例文】赤がいいか、それとも青がいいか。
説明・補足(せつめい・ほそく)の意味
説明・補足(せつめい・ほそく)・・・前の内容を詳しくする時に使う
【例】つまり、すなわち、なぜなら、もっとも
【例文】夏は電力不足になりやすいです。なぜなら、暑いので多くの人がエアコンを使うからです。
転換(てんかん)の意味
転換(てんかん)・・・前の内容とちがう内容を書く時に使う
【例】では、ところで、ときに、それでは
【例文】昨日は公園で遊んで楽しかったね。ところで、今日の給食は何か知ってる?
まとめ
接続詞には6種類ありましたね。
意味をおさらいすると、
①順接(じゅんせつ)・・・前の内容に続いていること
②逆接(ぎゃくせつ)・・・前の内容と逆のことを書く時に使う
③並立・累加(へいりつ・るいか)・・・前の内容に付け加えること
④対比・選択(たいひ・せんたく)・・・前の内容と比べること
⑤説明・補足(せつめい・ほそく)・・・前の内容を詳しくする時に使う
⑥転換(てんかん)・・・前の内容とちがう内容を書く時に使う
それぞれの意味を正しく理解することで、文章を正確に読むことができます。
ぜひ、文章を読むときは接続詞を意識してみてください。
【大人気】塾長のYouTubeチャンネル『慶太の学校』
この記事は「できる子ども育成塾」の塾長が書いています。
できる子ども育成塾は、江戸川区小岩にある元小学校教師が教える個別指導塾です。
入塾について、その他のご質問などは、下のお問合せフォームよりお送りください。
お電話でのお問い合わせをご希望の方は、こちらにご連絡ください。
080-7278-1025