【0.666の時の考え方】上から2桁の概数の概数のやり方

5年生の算数の「小数のわり算」で、

四捨五入して上から2桁の概数にしましょう

という問題があります。

これ、4年生でも勉強しているのですが、

4年生で勉強したやり方でやると、

間違える問題があります。

例えば、0.666

これを四捨五入して上から2桁の概数にすると、

約0.67

約0.7

どちらが正解でしょうか?

今回は、このような

【先頭が0】の時の、四捨五入して上から2桁の概数で求める

やり方について説明していきます。

目次

四捨五入して上から2桁の概数のやり方

まずはそれぞれの言葉の意味について簡単に説明します。

四捨五入
→0~4は切り捨て(0にする)
→5~9は切り上げ(上の位の数字に1を足す)

上から2桁
→プラス1した数、上から3桁めを四捨五入

概数
→大体の数のこと。答えに「約」をつける

ということで、

四捨五入して上から2桁の概数にしましょう

をまとめると、

上から3桁めを四捨五入して、答えに「約」をつけましょう

という意味になります。

例題を出すと、

5.36

これを四捨五入して上から2桁の概数にすると、

3桁めは、6

6は切り上げ

隣の位の3に1を足す

答え 約5.4

このようになります。

先頭が0の時は

例えば、

0.278

これを四捨五入して上から2桁の概数にすると、

先程の考え方で解くと、

3桁めは、7

7は切り上げ

隣の位の2に1を足す

答え 約0.3

でもこれは不正解です。

ここで超注意ポイントです!

先頭の数字が0だった時は、0の次の数から3桁数えてください

ですので、

0.278

これを四捨五入して上から2桁の概数にすると、

先頭の数字は0だから、0の次の数から3桁数えると、

3桁めは、8

8は切り上げ

隣の位の7に1を足す

答え 約0.28

になります。

四捨五入して上から2桁の概数の練習問題

問題
0.666を四捨五入して、上から2桁の概数にしましょう

先頭の数字は0だから、0の次の数から3桁数えると、

3桁めは、最後の6

6は切り上げ

隣の位の6に1を足す

答え 約0.67

もう一問やりましょう!

問題
1.74を四捨五入して、上から2桁の概数にしましょう

先頭の数字は1だから、そのまま1から3桁数える

3桁めは、4

4は切り捨て

答え 約1.7

まとめ

  • 上から2桁→プラス1したところ=3桁目を四捨五入
  • 概数→大体の数。答えに「約」をつける
  • 先頭の数字が0だった時は、0の次の数から3桁数える

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