分数と小数を比べることなんてできるんですか?
こんな質問がよくあります。
比べることはできます!しかも簡単です!
ここでは、分数と小数の比べ方と、分数を小数にする直し方(変換)、小数を分数にする直し方(変換)の計算方法を教えていきます。
目次
【例題】4/5と0.7はどちらが大きいですか?
このような問題が出ると、分からなくなってしまう子どもがいます。
なぜなら、
4/5は分数
0.7は小数
つまり、ちがうものを比べないといけないからです。
4と7はどちらが大きいですか?
という問題ならすぐに答えを出せます。
理由は、どちらも整数だからです。
つまり、比べる時は、どちらも同じものにしてあげればよいのです。
今回は、比べ方(考え方)は2通りあります。
【考え方①】分数でそろえる
4/5は分数なので、そのまま。
0.7を分数にしてあげる必要があります。
0.7は、0.1が7個分(0.1は1を10等分にしたうちの1個なので、)
つまり、7/10
4/5と7/10で分数にそろえることができました。
ここからもう一つやらなくてはいけないことは、
分母をそろえること。
両方とも分母を10にそろえると、
8/10と7/10になるので、
8/10>7/10
もとの数に戻して言うと、4/5の方が大きいということになります。
【考え方②】小数でそろえる
0.7は小数なのでそのまま。
4/5を小数に直しましょう。
分数を小数にする直し方(変換)は、
分数=分子÷分母
つまり、4÷5=0.8
もう一つの直し方(変換)は、
4/5の分母を10にしてあげると、8/10
8/10=0.8
このような直し方(変換)もあります。
これであとは簡単ですね。比べるだけです。
0.8>0.7
もとの数にすると、4/5(0.8)>0.7
まとめ
分数と小数を比べる時は、
- 同じもの(分数と分数、小数と小数)でそろえる
- 小数を分数にする直し方(変換)は、0.1が何個分かで考える
- 分数を小数にする直し方(変換)は、分数=分子÷分母
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この記事は「できる子ども育成塾」の塾長が書いています。
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