「最小公倍数」は小学5年生で学習します。
そもそも、「最小公倍数」って何だっけ?
という方のために最小公倍数について説明します。
最小公倍数とは、共通する倍数の中で一番小さい倍数のことです!
例:4と6の最小公倍数は?
4の倍数→4、8、12、16、20、24・・・・
6の倍数→6、12、18、24、30・・・
それぞれの倍数で共通している数で一番小さいのは12
答え 12
このように、小学校の学校の教科書では、書き出して求めるやり方を教えています。
ですが、このやり方だと時間が掛かってしまいます。
ですので今回は、最小公倍数を簡単に求める方法について紹介していきます。
文章を読むのが面倒くさい!という方は、こちらの動画をご覧ください↓
目次
最小公倍数の簡単な求め方は割り算を使っていく!
最小公倍数を簡単に求めるには割り算を使っていきます。
では、どのようにやるか、8と12の最小公倍数を求めるという例題を使って説明していきます。
①8と12を両方とも割り切れる数を探す
8と12は両方ともいくつで割り切れるでしょうか?
2か4で割り切れますよね。
今回は4を使うことにします。(あとで2を使う方法も説明していきます。)
②8と12を4で割る
8と12を4で割りましょう。
8÷4=2
12÷4=3
ですよね。
この時に、下の写真のように、
割り算の筆算を逆さまにしたような形で計算を書いてください。
このように、下に答えを書きます。
そして、その答え同士が1でしか割り切れない場合は、ここで割り算はストップです。
もし、1より大きい数で割れる場合は、もう一度割り算を行ってください。
この部分の意味が分からない場合は、下の方に書いてある、
「最初に2で割るとどうなるのか?」
のところを読むと意味がわかると思います。
③L字に並んでいる数字を全てかける
割り算の筆算を逆さまにしたような形で計算をしたら、
わる数と答えをかけてください。
つまり、L字に並んでいる数字を全てかけるということです。
今回だと下の写真のように、4×2×3をしてください。
④L字でかけて出た答えが最小公倍数
これで最小公倍数は出ました!
なんと、L字でかけて出た答えが最小公倍数なのです!
つまり、8と12の最小公倍数は24ということです。
最初に2で割るとどうなるのか?
8と12の最小公倍数の簡単な求め方の手順をおさらいすると、
①8と12を両方とも割り切れる数を探す→2と4
②8と12を4で割る
③L字に並んでいる数字を全てかける
④L字でかけて出た答えが最小公倍数
でしたよね。
では、
①8と12を両方とも割り切れる数を探す→2と4
②8と12を2で割る
というように、②のところで2を使うとどうなるのか説明していきます。
2で割ると、
8÷2=4
12÷2=6
このようになりますよね。
答えの4と6は、1より大きい数=2で両方とも割ることができるので、
その場合は、再度割り算を行ってください。
4÷2=2
6÷2=3
2と3は1でしか割り切れないので、割り算はここでストップ。
最後にL字でかけると最小公倍数が出ます。
このように、最初にどんな数字で割っても、割り続ければ最小公倍数は出せますので、
思いついた数字で割っていくのがよいと思います。
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この記事は「できる子ども育成塾」の塾長が書いています。
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