小数の割り算の筆算-教え方・やり方-なぜ小数を動かすのか

なんで、小数÷小数の筆算は、小数点を動かして計算するのでしょうか?

小学5年生で勉強する小数の割り算の筆算

みなさんも、小数点を動かして計算することは覚えていると思います。

でも、理由を正しく答えられる人は少ないです。

今回は、なぜ小数点を動かすのか、ご説明していきます。

目次

割り算のきまりを使っている

みなさんは、割り算のきまりを知っていますか?

割り算は、わられる数とわる数に同じ数を掛ければ、答えは変わらない

式を使って分かりやすく説明すると、

6÷2=3

60÷20=3

割られる数の6に10かけて60、割る数の2に10かけて20

両方に同じ数かければ、答えは変わらないのです。

小数点を動かすのは、両方を10倍しているから

今回は、58.4÷7.3で説明していきます。

これを計算する時、小数があると計算しにくい。

だから、小数をなくしてしまえばいい。

どうするか?

そう!両方に10をかければいい。

58.4÷7.3=

わられる数とわる数に10をかけて、

584÷73=

にする。

あとは、そのまま計算するだけ。

小数点を動かす理由は、整数にして計算しやすくするため

小数を動かして計算すると、

584÷73=8

両方に10をかければ答えは変わらないので、

58.4÷7.3=8

とにかく、こうやる!

ではなく、

きちんと理由を説明してあげましょう!

そうすると、応用問題も解けたり、中学校の数学ができるようになります!

まとめ

  • 割り算のきまりを使っている
  • 小数点を動かすのは、両方を10倍しているから
  • 小数点を動かす理由は、整数にして計算しやすくするため

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