4年生の算数で、
四捨五入して上から1桁(2桁)の概数にしましょう
という問題があります。
大人の方だと意味不明ですよね?(笑)
正直、日常で使わない言葉ですよね。だからやり方が分からない。
でも、4年生の算数の問題で、
「四捨五入して上から1桁(2桁)の概数で求めましょう」というやっかいな問題が出てきます。
今回は、この 「四捨五入して上から1桁(2桁)の概数で求めましょう」 のやり方について説明していきます。
動画でも解説していますので、こちらも参考にしてみてください。
目次
四捨五入して上から1桁(2桁)の概数のやり方・覚え方
四捨五入して上から1桁(2桁)の概数って聞くと、
どこを四捨五入すればよいのか考えた時、
例えば、3560という数字があったら
上から1桁だと【3】を四捨五入すると思いますね。
でも、これ違います!
四捨五入する数字は【5】です。
覚え方は、「上から1桁」←これにプラス1したところ=2桁目を四捨五入する
と覚えましょう!
ちなみに、「四捨五入して上から【2桁】の概数」という問題の時は、
3560だった場合は、
「上から2桁」←これにプラス1したところ=3桁目を四捨五入する
つまり、【6】を四捨五入して概数にするということです。
概数の意味
ここまではなんとなく分かったけど、
そもそも【概数】の意味が分かりません。
という方のために、概数の意味を説明します。
概数の意味:およその数(ちょうどよい大体の数)
どういうことか例を出して説明すると、
20003という数があるとします。
20003ってなんか中途半端ですよね。
ちょうどよい大体の数にしたい!って思ったら、みなさんはいくつにしますか?
多くの方は、20000にしますよね?
この20000にした数のことを【概数】と言います。
ここで気を付けなければいけないことがあります。
それは、
『約』を付けることです!
だって、20003を20000にしたから、
約20000としないと、正確ではありませんよね?
だから『約』を付けるのです。
もう一つ大事なこと、
四捨五入した後の数は全て0にすることです
どういうことかというと、
34567という数で、【4】を四捨五入したとしましょう
【4】は切り捨てなので、0にする。そうすると、
30567になりますよね。
でもこのままではダメ!
概数では、四捨五入した後の数も中途半端と考えるので、
30567→30000
にしなくてはいけません。
これも覚えておいてください。
四捨五入して上から1桁(2桁)の概数のまとめ
ここまで読めば、上から1桁(2桁)の意味と概数の意味が分かったと思います。
念のため、今までのをまとめると
四捨五入して、上から1桁(2桁)の概数にするとは、
上から2桁目(3桁目)を四捨五入して、ちょうどよい大体の数にすること
ですね。
では、次は実際の問題で確認しましょう。
四捨五入して上から1桁(2桁)の概数にする練習問題
ここからは、四捨五入して上から1桁(2桁)の概数にする練習問題です。
実際の問題をやることで、さらに理解が深まります。
問題
28136を四捨五入して、上から1桁の概数にしなさい
上から1桁ということは、
プラス1したところを四捨五入だから
28136の【8】を四捨五入
【8】は切り上げだから、28136→30136になる
で、概数(ちょうどよい大体の数)にしないといけないから、
30136の【136】は中途半端だから全て0にする
30136→30000
そして、『約』を付けないといけないから、
答え 約30000
まとめ
- 上から1桁→プラス1したところ=2桁目を四捨五入
- 概数の意味:ちょうどよい大体の数
- 概数にしたら『約』を付ける
- 四捨五入した後の数は全て0にする
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この記事は「できる子ども育成塾」の塾長が書いています。
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