58-(16-20÷□)×8=10
この問題の□にあてはまる数は分かりますか?
中学入試ではよく出る問題です。
このような□を求める計算は、算数の文章問題を解く時にもよく使います。
今回は、このような小学生向けの逆算のやり方(□を求める計算)を説明していきます。
正しいやり方を覚えて、確実にできるようにしましょう!
目次
計算する順番を確認する
58-(16-20÷□)×8=10
このような問題が出た時は、式の下に計算する順番を書き込みます。
ここでは、丁寧に説明したいので、念のために計算のきまりを確認しましょう。
【計算の順番のきまり】
- かっこ( )の中が優先
- かけ算・わり算が優先
- 左から優先
でしたね。
これを踏まえると、このような順番になります。
このように、式の下に計算する順番を書き込みましょう。
逆順に計算する
式の下に計算する順番を書き込んだら、
逆順に計算してください!
これが超重要なポイントです。
つまりこの問題では、④から逆算していきます。
④の逆算
58-(16-20÷□)×8=10
の58を逆算すると、
(16-20÷□)×8=58-10
のように、58-10になります。
ここで、「え? 10-58じゃないの?」と思った人のために説明します。
分かっている人は読み飛ばしてください。
例えば、
7-□=5
という問題が出た時、
□=2
と分かりますよね。
では、
7-□=5
の元々ある7と5を使って2を求めるには、
7-5=2
になりますよね。
このように、
前に数字がある【引き算の逆算】は、数字とマイナスをセットで答えの前に持っていく
と覚えてください。
これを読んでも、よく分からないという方は、
こちらの記事をお読みください↓
話を戻します。
だから、
58-(16-20÷□)×8=10
(16-20÷□)×8=58-10
(16-20÷□)×8=48
になるということです。
③の逆算
では、次は③の逆算をしましょう。
(16-20÷□)×8=48
の×8を逆算すると、
(16-20÷□)=48÷8
(16-20÷□)=6
になりますよね。
もう( )かっこは必要ないですが、元の式のどの部分の計算をしているのか分かりやすくするために、このまま最後まで( )を残しておきます。
必要ない人は、この後の計算からは、( )を消しても構いません。
②の逆算
②の逆算です。
(16-20÷□)=6
の16を逆算すると、
(20÷□)=16-6
(20÷□)=10
になりますよね。
これは、④の逆算のやり方と同じです。
前に数字がある【引き算の逆算】は、数字とマイナスをセットで答えの前に持っていく
しつこいですが、逆算のやり方で大事なところですので、もう一度書かせてもらいました。
①の逆算
最後は①の逆算です。
ここでも、④や②と同じようなやり方で逆算をします。
(20÷□)=10
の20を逆算すると、
□=20÷10
□=2
になります。
前に数字がある【わり算の逆算】は、数字と÷をセットで答えの前に持っていく
これも覚えてください。
【わり算の逆算】が分からない方はこちらの記事をお読みください↓
まとめ
【小学生】逆算のやり方(□を求める計算)
の手順(注意点)は、
- 計算の順番を式の下に書く
- 逆順で計算をする
- 数字が前にある【引き算】と【わり算】の逆算は数字と記号をセットで答えの前に持っていく
これを意識すれば、【小学生】逆算のやり方(□を求める計算)ができるようになると思います。
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