分数の掛け算はなぜ分母同士・分子同士をかけると計算できるのでしょうか?
小学6年生向けに分かりやすい方法を教えていきます。
目次
どんな計算も整数に直すことが基本
5年生までの勉強をおさらいすると、
分数×整数
分数÷整数
これは、勉強しています。
【分数×整数】【分数÷整数】の形にすれば計算できる!
今回の例では、2/5×3/4の計算を例にします。
【分数×整数】か【分数÷整数】にすれば計算できるので、
とにかく、後ろの分数(3/4)を整数にします。
3/4を整数にするには、分母と同じ数の4をかければ、整数になりますね。
3/4×4=3
でも、×4した分、元に戻さなくてはいけません。
だから、3/4×4の後に÷4をします。
つまり、(3/4×3)÷4の式になります。
世の中の「借りた物は返す」ルールは、計算の世界でも同じです。
整数に直して計算すると、分母同士・分子同士をかける計算が出てくる!
2/5×3/4の式と整数に直す式を合体させると、
2/5×(3/4×4)÷4
になります。
計算していくと、
2/5×(3/4×4)÷4
=2/5×3÷4
=2×3/5÷4
=2×3/5×4
=6/20
約分して
=3/10
計算していくと、分母同士・分子同士をかける計算が出てきました!
だから分数×分数は、分母同士・分子同士をかけると計算ができるのです。
ちなみに、両方の分数を整数にしても、計算はできる
前の分数も整数に直しても、計算はできます。
2/5×3/4
2/5を整数にするには、分母と同じ数の5をかける。
3/4を整数にするには、分母と同じ数の4をかける。
5倍と4倍しているので、合計20倍していることになる。
だから、最後に÷20をいれると、借りた物を返す制度が出来上がる。
つまり、
(2/5×5)×(3/4×4)÷20
=2×3÷20
=6÷20
=6/20
約分して
=3/10
このように答えが出ます。
でも、このやり方だと、分母同士・分子同士をかける計算が出てこないので、おまけで教えるのがオススメです。
まとめ
- どんな計算も整数に直すことが基本
- 【分数×整数】【分数÷整数】の形にすれば計算できる
- 整数に直して計算すると、分母同士・分子同士をかける計算が出てくる
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この記事は「できる子ども育成塾」の塾長が書いています。
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